利用しないクレジットカードを斬る

言うまでもなく、クレジットカードを所持しすぎるのはよくありません。また、カードを作りすぎるのもよくありません。稀に、クレジットカードの所持枚数を自慢する人もいますが、果たしてそれが自慢になるかどうかは疑問です。
一般的にクレジットカードは、一人2枚程度が最適と言われており、もちろんこれにはいくつかの理由があります。仕事上の都合などで、どうしても必然的に2枚以上のカードを持つことはありますが、できることなら2枚以下にカード枚数は抑えた方が良いでしょう。それらの理由として、主に以下の4つのポイントが挙げられます。
まず第一に、クレジットカードを所持する枚数が増えれば増えるほど、それに伴いリスクが増えます。クレジットカードは、言わばカード型現金です。その為、各カードごとに管理が必要となります。もし、この管理を怠り、自身の過失による損害が起こった場合、その損害を補償する必要があるのです。
また、クレジットカードには、年会費や、ポイントサービスなどのカード独自のサービスが設定されています。それら毎年の年会費管理だったり、ポイントの管理、カード更新の管理など、それぞれのカード内容を十分に把握しておく必要があります。これが複数のカードになると、それぞれのカードを把握できなくなり、カード管理がおろそかになることが予想されるのです。
そして第二に、年会費の問題があります。年会費無料のカードであるなら心配する必要はありませんが、もし年会費が必要なカードを所持しているにも関わらず、そのカードを全く利用していないのであれば明らかに、無駄な出費だと言えます。
カードに付帯する保険や、その他カードサービスを利用するにしても、カード自体を利用しなければ、本当の意味でカードを利用していることにはならないはずです。つまり、年会費が少額であったとしても、利用しないカードは無駄な出費であることに変わりはありません。何年も利用せずに、ずっと眠っているカードはありませんか?1年間に数回しか利用しないという年会費の元をとれていないカードは持っていませんか?できれば、そのようなカードはすぐに解約してしまいましょう。
そうすれば、実質的に管理するカードが減る上に、カードの紛失、盗難に遭う可能性も低くなります。さらに個人情報漏れのリスクも低減されることから、利用しないカードを削減することで一石二鳥にも三鳥にもなるわけです。また、第三にポイントサービスの管理があります。クレジットカードには通常ポイントサービスが付いているわけですが、カードを複数枚持つと、このポイントが分散されて、思うようにポイントが貯まらないといった弊害が出てきてしまいます。
また通常、ポイント交換サービスは、交換するポイントが高ければ高いほど交換する比率が高くなるので、ポイントは十分貯めた上で交換した方がお得だと言えます。しかし、利用するカードが複数枚あると、カードのポイント交換最低基準までポイントが貯まらず、せっかく貯めたポイントが有効期限になり使えなくなってしまうということが予想されるのです。どちらにしろ、クレジットカードを併用活用し、ポイントを分散させるのはあまり賢い利用方法とは言えません。
最後に、第四のポイントとして、カード会社側のブラックボックスである、与信についての問題があります。人はそれぞれ、信用リスクを持っているわけですが、あまりにカードを持ちすぎると、それがカード作成や、利用枠の設定に、大きな影響を与えることになります。つまり、複数枚のカードを持つことは、自身の信用リスクを高め、カード会社の与信により、カード発行や、ショッピング、キャッシング枠拡大を妨げてしまうことに繋がるのです。
カード会社から見るとカードを複数枚所持している人は、それだけ信用リスクが高いと判断され、通常だったら発行されるカードも発行されなかったり、ショッピング、キャッシングの枠が低額に抑えられたりすることが予想されます。これでは、本当に欲しいカードが見つかった時に、そのカードを手に入れることができません。以上のように、クレジットカードを複数枚所持することはあらゆる点から見て、良い状態ではないということが言えます。
すでに現在、複数枚(5枚以上)クレジットカードを所持しているという方は、今一度、所持するカードを見直して、いらないカード、利用しないカードは解約し、本当に欲しいカードである、よく利用するカードだけを手元に残してみるというのは如何でしょうか?そして何より解約手続きを後回しにせずに、今すぐ実行するのが良いでしょう。紛失、盗難された後で、後悔することは誰でもできます。そうならない為にも、日頃のカード管理をしっかり行うことが大事だと言えるのです。



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