クレジットカードトラブルの要因と対策

日本クレジット産業協会発表によると、平成16年度までのクレジットカードの発行枚数は、約2億7千万枚を超えており、国民一人当たりの平均所持数に換算すると、約2枚以上クレジットカードを持っているということになります。クレジットカード発行枚数は、今もなお増え続けており、国民の誰もが持っているマストアイテムと言っても過言ではないかもしれません。このクレジットカードについてですが、同時にクレジットカードに関する新たなトラブルや、巧妙な犯罪も増えてきています。
新しいトラブル、犯罪とは、特にインターネットを利用した犯罪が挙げられます。代表的なものとして、対象者に偽メールを送りつけ、実在するサイトにそっくりなサイトに誘導し、そこで、カード情報を入力するよう促し、カード情報を盗み悪用するフィッシング詐欺や、悪意あるウィルスを組み込んだメールを相手に送りつけ、パスワードなどの個人情報を盗みだすスパイウェア不正取引などが挙げられます。
ブロードバンドが普及するにつれ、オンラインでクレジットカードを利用する人もだんだんと増えてきました。そういった利用する人の中には、インターネットに詳しくない、初心者と呼ばれる人も数多く存在します。そうしたインターネットに詳しくない人達を狙い、金銭やパスワードを詐取するのです。そこで、下記では、クレジットカードのトラブル、犯罪の元となりうる要因と、その対策を、いくつかご紹介したいと思います。
まず、トラブル、犯罪が増えている原因として、クレジットカードを利用する場面が増えたことが要因に挙げられます。現在、行政の公共料金は元より、オンラインショッピングや通信料金、病院の入院費に至るまで、様々な場所でクレジットカード決済が可能になりました。クレジットカードトラブルや犯罪は、クレジットカードの利用場所が増えれば増えるほど、多くなることが言えます。
対策としては、まず特に海外や、怪しいお店、インターネットでのクレジットカード利用時には注意しなければなりません。身元が怪しいお店では利用しないことはもちろんですが、実店舗などでクレジットカードを利用する場合は、決済が目視できる範囲で行われるようにしましょう。そうすることで、偽造カードの被害を防ぐ効果になります。店員が店の奥へカードを持って姿を消したり、怪しい素行をするのを、未然に防ぎ、目の前でクレジットカード処理を行ってもらうようにするのです。海外でのインターネット決済は、あまり詳しくないと言う方は、まず利用しないほうが良いでしょう。その店が安心できるかお店なのかどうかを素人目では判断できないことや、後日トラブルになった場合、対処できないことがあるからです。
次に、クレジットカードの安易な利用による犯罪の誘発が考えられます。クレジットカードの普及により、誰もがクレジットカードを持つようになった今、その手軽さからか、安易な利用方法が問題になっているのです。
例えば、キャッシング機能などを利用した借りすぎによる、多重債務や、自己破産などです。これら、借金の理由として、安易な借りすぎによる多重債務が問題視されています。本来ならば、借金をすることはない生活状態にも関わらず、安易な考えで、借り入れをしてしまい、その後、あれよあれよという間に多重債務に陥る人が増えているのです。これは、クレジットカード利用を借金と捉えていない人が多いことが原因かもしれません。クレジットカードのキャッシング機能は、金利が高く、利用方法としては消費者金融と同様に、計画的な借り入れ、返済が必要となります。決して、安易な借り入れ(キャッシング)は止めなければなりません。
また、所持するカードが増えたことによる、カードの管理不行きも挙げられます。クレジットカードは、一人2枚程度の所持が最適と言われています。なぜなら2枚以上になると、財布が膨らむばかりか、カードの紛失や、盗難などのリスクが高まるということが言えるからです。複数枚持っている人は、できるだけ必要なカードだけを、必要な時に、必要な枚数だけ所持するようにしましょう。普段から、いくつものカードを持ち歩くのは避けるべきです。
また、カードを複数枚所持することにより、クレジットカードの醍醐味であるポイントが貯まりにくいという欠点も挙げられます。できれば利用しないクレジットカードは早々に解約し、解約したカードは、ハサミを入れるなどして利用できなくしておきましょう。クレジットカードの被害は、ある程度、カードの保険によって、カバーすることはできますが、自身のあきらかな不手際、不注意や、親や兄弟などの第三者が利用した場合などは、保険適用外となることを覚えておくのが良いでしょう。
そして、大事なことに、カード被害を未然に防ぐ為には、クレジットカードについての知識、管理方法を自身で学ぶことが重要だと言えます。あなたは、今現在所持しているクレジットカードの枚数、付帯保険、付帯サービスなどを十分に把握していますか?また、クレジットカードに関する犯罪をいくつか挙げられますか?その犯罪の対処方法を知っていますか?クレジットカードに関する犯罪は、自身が受動的である場合、なかなか知ろうとは思わないはずです。テレビのニュースで報道されるものは、いずれも、ある程度被害が拡大した犯罪ばかりで、古い犯罪であることが多いようです。
できることなら、最新のカード犯罪などについては、インターネットを駆使して情報を集めるのが最適です。各カード会社のHPはもちろんのこと、各種消費者団体などの情報を参照して、できるだけカード犯罪に対する情報や知識を身に付け、犯罪への耐性を身に付けていくようにしましょう。



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